2015年01月08日

天ぷら廃油ストーブ!

昨年、「高山市民時報社」様、「岐阜新聞」に天ぷら廃油ストーブを記事として取り上げていただきました!

天ぷら廃油ストーブ!
(市民時報社さんの記事 富士ストーブさんfacebookより抜粋)

原油価格が下がってきたと言えど、灯油代は企業の経費や家計を圧迫しています。face10
この記事の後は富士ストーブさんにも多数のお問い合わせや、弊社にも数件お問い合わせがあり、ネットでの検索キーワードでもペレットストーブよりも廃油ストーブの検索が多く関心の高さが伺えます!

本来は今年スタートからモニター募集するつもりではありましたが、弊社の都合で生産が間に合わず今となってしまいました。
記事のものはコンパクトに作ったのですが、燃料である天ぷらの質もバラバラで安定燃焼に不安がありました。
自社で使用予定の製品2台を含む大小様々、燃焼空気穴の吹き出し口も様々な5種類を試作してみました。

天ぷら廃油ストーブ!

大きさは天ぷら油の発火点220℃にできるだけ早く到達するようにと当初コンパクトにしましたが、外気に触れて冷えるのも早いためサイズを少し大きくしファンの容量も大きくし空気量を調整できるようにしました。着火まで少々時間が掛かるものの一旦点いてしまえば外気に左右されず安定的に燃焼できます。また中の空気を送るパイプも丸パイプから角パイプに変えることにより空気の渦が巻きやすくなり、天ぷら油の燃えカス(黒いヘドロ状の物質)も残らなくなりました!

天ぷら廃油ストーブ!

圧巻!
温度も天板温度で450℃を越え、側面温度で600℃くらいになります。
輻射熱も熱く、5台同時に焚きますと周りの雪が解けてしまいました・・・face03
(試運転前は奥の車が見える場所のように一面雪でしたのに・・・)

燃焼状態も熱くて蓋が開けれなかったので見にくいですが御覧のようにブルーの二次燃焼の炎が放射状に広がります!
天ぷら廃油ストーブ!

20日を目途に「富士ストーブ」さんに納入します。弊社でも2台設置し工場内は天ぷら油、事務所内はペレットと自然エネルギー活用していきます。

カギを握るのはインフラである燃料の天ぷら油の安定供給!「丸大興業」さんの大村社長のご厚意により試作、テストの段階では無償提供のご協力を頂きました。当然普及が進めば有償で灯油の1/10~1/5程度で供給頂けると思います!

廃棄処分するものが燃料として有効活用されると思うとワクワクします


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