2015年08月29日
公共事業って?
公共事業にはほとんど縁のない弊社も1年に1.2回は市内の業者として入札に指名されます。
そもそも公共事業(公共工事)って何のためにあるのか?を考えた時、住民の安全、暮らしを豊かにするための事業であると同時に地域の経済循環にも貢献していると思っております。(その他もあると思いますが・・・)
「地方創生、地域活性化」という響きは確かにいい!「地元のものは地元で・・・」こんなフレーズを聞くと確かにな~と思います!
私もそんなことを発する一人ではありますが、現実には異なります。必ずしも地元で購入しているわけではありません。都会で素敵な靴を買ったり、ショッピングセンターで服を買ったりすることもあります
では、なぜ地元のものは地元で!地域経済活性化!が大事なのか漠然とは解っても実例を見ると驚きます!
先日、学校のペレット入札に参加しました!(この件は色々書きたいことはありますが事を大きくしたくないのでここには触れません。)
今回のペレットストーブ台数は37台一括発注です。
落札価格は約1000万円!(1台あたり27万円 しかも工事費込 私が買いたいくらいです・・・
)
地方で公共施設に入れている業者さんにヒアリングしても45万~50万が相場だそうです。
そこから考えても安すぎる
正直、この価格で商売が成り立つのか?と思っちゃいます。
実際に今回の落札業者にヒアリングしてみました。(詳細は書きませんが・・・・)
1000万の価格に対し高山市に残るお金がわずか70万円・・・残りの930万円は市外、県外に出ていくのです。
実際は落札価格は1000万円ですが半分は県の森林環境税を活用するので高山市は500万の投資で市内への還元は70万円という事になります。
70万円(市内に残るお金) ÷ 500万円(高山市が支払う金 投資額) = 14% (市内への還元率)
仮に飛騨高山産ペレットストーブ採用の場合1台50万と仮定すると500,000円x37台=18,500,000
同様に1/2が岐阜県の森林環境税の為、実質の高山市の負担 9,250,000円
①本体価格 EOにて 450,000円の80%が市内の業者に還元される仕組みで作っているため為(販売店の利益含む) 360,000円x37台=13,320,000(高山市に還元)
②配管部材 8000円x37台 =296,000円(県外に支払)
③工事費 40,000円+カバー2,000円 =42,000 x37台=1,554,000円(高山市に還元)
このケースの投資効果
①+③ 14,874,000円(市内に残るお金) ÷ 9,250,000円(高山市が支払う金 投資額) = 160% (市内への還元率)
投資額よりも市内に残るお金が多い事が解ります!
また、これはあくまで第1次波及効果(直接的循環する金額)であり第2次波及効果(間接的な循環 例えばそのお金で「お疲れさん会」として地元の居酒屋で懇親会を開く、地域で買い物をする・・・など)を計算するともっと大きな還元率になります!
本来、どちらの使い方がいいのか?私は行政のプロではありませんのでわかりませんが・・・・
正直、ストーブの製造元が行っている詭弁だと思われるのイヤなんで、安心して下さい…今後はストーブ入札には一切参加しません(笑)
また、もしこの仕組みで「学校向けストーブ作りたい!」という業者がいたら喜んで作り方も指南します!
実際に他県で3例ほど図面提供から技術指導を行い地域で作っていただく取り組みもしてますし・・・
あくまでも主観です・・・
また叩かれるな・・・こりゃ・・・

そもそも公共事業(公共工事)って何のためにあるのか?を考えた時、住民の安全、暮らしを豊かにするための事業であると同時に地域の経済循環にも貢献していると思っております。(その他もあると思いますが・・・)
「地方創生、地域活性化」という響きは確かにいい!「地元のものは地元で・・・」こんなフレーズを聞くと確かにな~と思います!
私もそんなことを発する一人ではありますが、現実には異なります。必ずしも地元で購入しているわけではありません。都会で素敵な靴を買ったり、ショッピングセンターで服を買ったりすることもあります

では、なぜ地元のものは地元で!地域経済活性化!が大事なのか漠然とは解っても実例を見ると驚きます!
先日、学校のペレット入札に参加しました!(この件は色々書きたいことはありますが事を大きくしたくないのでここには触れません。)
今回のペレットストーブ台数は37台一括発注です。
落札価格は約1000万円!(1台あたり27万円 しかも工事費込 私が買いたいくらいです・・・

地方で公共施設に入れている業者さんにヒアリングしても45万~50万が相場だそうです。
そこから考えても安すぎる

実際に今回の落札業者にヒアリングしてみました。(詳細は書きませんが・・・・)
1000万の価格に対し高山市に残るお金がわずか70万円・・・残りの930万円は市外、県外に出ていくのです。
実際は落札価格は1000万円ですが半分は県の森林環境税を活用するので高山市は500万の投資で市内への還元は70万円という事になります。
70万円(市内に残るお金) ÷ 500万円(高山市が支払う金 投資額) = 14% (市内への還元率)
仮に飛騨高山産ペレットストーブ採用の場合1台50万と仮定すると500,000円x37台=18,500,000
同様に1/2が岐阜県の森林環境税の為、実質の高山市の負担 9,250,000円
①本体価格 EOにて 450,000円の80%が市内の業者に還元される仕組みで作っているため為(販売店の利益含む) 360,000円x37台=13,320,000(高山市に還元)
②配管部材 8000円x37台 =296,000円(県外に支払)
③工事費 40,000円+カバー2,000円 =42,000 x37台=1,554,000円(高山市に還元)
このケースの投資効果
①+③ 14,874,000円(市内に残るお金) ÷ 9,250,000円(高山市が支払う金 投資額) = 160% (市内への還元率)
投資額よりも市内に残るお金が多い事が解ります!
また、これはあくまで第1次波及効果(直接的循環する金額)であり第2次波及効果(間接的な循環 例えばそのお金で「お疲れさん会」として地元の居酒屋で懇親会を開く、地域で買い物をする・・・など)を計算するともっと大きな還元率になります!
本来、どちらの使い方がいいのか?私は行政のプロではありませんのでわかりませんが・・・・

正直、ストーブの製造元が行っている詭弁だと思われるのイヤなんで、安心して下さい…今後はストーブ入札には一切参加しません(笑)
また、もしこの仕組みで「学校向けストーブ作りたい!」という業者がいたら喜んで作り方も指南します!
実際に他県で3例ほど図面提供から技術指導を行い地域で作っていただく取り組みもしてますし・・・
あくまでも主観です・・・
また叩かれるな・・・こりゃ・・・

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